騒音や振動とは「聞きたくない不快な音や不快な揺れ」の総称であり、私達の身の周りの様々な場所から発生し、私達の生活環境に大きな影響を与える身近な環境問題のひとつとなっています。そのため生活環境の保全や人の健康保護を目的として様々な法令により基準や指針値などが定められています。当社では、長年の経験と実績からお客様の状況に応じて調査計画、現地調査、解析・予測・評価まで的確な対応を行います。
騒音・振動調査
1 騒音振動の測定方法
日本産業規格(JIS)によって定められています。
騒音…JIS Z 8731 :1999「環境騒音の表示・測定方法」
振動…JIS Z 8735 :1981「振動レベル測定方法」
2 騒音振動調査の評価方法
1)騒音規制法・振動規制法に基づく評価
これらの法律の目的は、①工場及び事業場における事業活動や建設作業に伴って発生する相当範囲にわたる騒音や振動を規制すること、②自動車騒音に係る許容限度、道路交通振動に係る要請限度を定めることによって生活環境を保全し、国民の健康を保護することです。
→事業損失の意義である公共事業の施行により発生する騒音振動など。
2)環境基本法に基づく評価
この法律は、環境の悪化を防ぐために維持されることが望ましい数値を示した行政上の目標です。
→環境騒音、飛行機騒音、鉄道騒音など。
3 騒音振動波形の種類と評価値
騒音振動の波形の種類は以下の3つに区分されます。
1)定常(定常騒音・振動) 評価値は 指示値
2)間欠(間欠騒音・振動) 評価値は ピーク値の平均値
3)変動(変動騒音・振動) 評価値は 時間率レベルLA5(騒音)L10(振動)
- 時間率レベルとは、評価する時間内に何パーセントの時間、その値以上出ていたかの値を示します。
例えば、測定時間が10分(600秒)で5%(30秒)の値が70dBだったとしたらLA5値=70dBとなります。
<建設作業での調査事例>
弊社で実施した一部をご紹介します。
[杭打工事]
工法により騒音振動の発生状況は様々ですが、調査の依頼がもっとも多いのがこの作業です。
バイブロハンマ
サイレントパイラー(圧入式)
場所打杭工
鋼管杭工
ダウンザホールハンマ
サイクルハンマ
[掘削・盛土・ダンプ運搬等]
バックホウやブルドーザー、転圧機械等を使用した作業が主です。ダンプ運搬走行を調査することもあります。
掘削
盛土(転圧)
ダンプ運搬
[破砕工事]
ブレーカー、破砕機(ニブラ等)、バックホウを使用する作業。
ブレーカー破砕
破砕機
ハンドブレーカー
[夜間工事]
舗装打換
管布設
桁架設
[その他]
室外機音
遮音性能試験
場外離着陸場(ヘリポート)
4 調査~ご報告まで
5 調査費用
調査回数・箇所数・出張地域により異なります。
お電話又はメールにて気軽にお問合せ下さい。
※環境計量の専門家である環境計量士が丁寧に対応いたします。
担当:板木